トラブル別ソリューション
ルーターを交換しても通信が安定しない

「通信が途切れるためルーターを新しい機種に変更したのに、状況が改善しない」「回線速度が遅いままで業務に支障が出ている」といった悩みは少なくありません。ルーターはネットワークの要となる機器ですが、不安定な原因が必ずしもルーター本体にあるとは限らない点に注意が必要です。回線品質の問題や周辺機器の不具合、LANケーブルの規格不足など、複数の要因が重なっているケースも多く見られます。
本記事では、ルーター交換後も通信が安定しない場合に見落とされやすい原因を整理し、それぞれの確認ポイントと改善策を解説します。
トラブルの解決方法
ルーターの設置場所と各種設定を見直す
新しいルーターを導入しても通信が安定しない場合、設置場所が適切でない可能性があります。Wi-Fiの電波は壁や金属製の什器などに影響を受けやすいため、できるだけ建物の中央や障害物の少ない場所に設置しましょう。
あわせて、ルーターのファームウェアが最新の状態になっているか確認することも重要です。また、Wi-Fiのチャネル設定を自動設定にせず、周囲の電波状況を考慮して空いているチャネルへ変更することで、電波干渉を軽減できる場合があります。設置環境と設定を調整するだけで、通信品質が改善することも少なくありません。
回線終端装置(モデム・ONU)の状態を確認する
ルーターの交換後も改善が見られない場合は、その手前に接続されている回線終端装置に目を向けましょう。モデムやONUは、回線信号を社内ネットワークで利用できる形に変換する重要な機器です。
一度電源を入れ直し、ランプ表示に異常がないか確認してください。特に光回線に関するランプが消灯・点滅している場合は注意が必要です。機器自体の老朽化や、回線事業者側の設備トラブルが影響している可能性も考えられます。
LANケーブルの規格と状態をチェックする
通信の不安定さは、ルーターや回線ではなく、接続に使用しているLANケーブルが原因となっていることもあります。古い建物やオフィスでは、通信速度が100Mbpsまでしか対応していないCAT5規格のケーブルが使われているケースも見受けられます。
高速通信を安定して利用するためには、CAT5e以上、可能であればCAT6以上のケーブルを使用することが望ましいでしょう。また、ケーブルの折れや断線、長年の使用による劣化も通信品質を低下させます。規格不足や劣化が疑われる場合は、ケーブル交換が有効な対策となります。
プロバイダ(ISP)の設定・障害情報を確認する
機器側に問題が見当たらない場合は、インターネットサービスプロバイダ側の状況も確認しましょう。まずは公式サイトなどで、利用地域に通信障害やメンテナンス情報が出ていないかをチェックします。
障害が発生していない場合でも、ルーター交換時に入力した接続設定が正しいか再確認が必要です。特にPPPoE接続では、IDやパスワードの入力ミスが通信不安定の原因になることがあります。設定内容に不安がある場合は、プロバイダのサポートへ問い合わせると確実です。
接続端末側の状態・設定を確認する
ルーターや回線に問題がない場合、通信に利用しているパソコンやスマートフォン側に原因がある可能性もあります。端末を再起動してWi-Fi設定をリセットし、改善するか確認しましょう。
また、セキュリティソフトやファイアウォールが通信を制限していないか、一時的に無効化して動作確認を行う方法もあります。別の通信手段(モバイル回線や有線接続)で問題なく利用できるかを確認することで、原因の切り分けが可能です。端末のOSやドライバが古い場合も不安定になるため、最新の状態へ更新を行いましょう。
ネットワーク・配線工事のご相談は群馬配線工事.comにご相談ください
ここまでの対策をすべて試しても通信が安定しない場合、建物内のLAN配線や光ファイバーの劣化、ネットワーク設計自体に問題がある可能性があります。壁内配線の不具合や専門的なネットワークトラブルは、個人での対応が難しいケースがほとんどです。
群馬配線工事.comでは、通信環境の調査から配線の見直し、最適なケーブル規格への変更まで一貫して対応しています。安定した高速通信環境の構築をご検討の際は、ぜひご相談ください。
